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投稿者:団菊
投稿日:2009年10月31日(土)16時11分10秒
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『歌仙』(石川淳、丸谷才一、大岡信、安東次男による 青土社)をやっと読み終わり、とにかく歌仙を巻くのは難しいとよく分った。巻頭の「新酒の巻」は夷齋(石川淳)がお客で客発句「鳴る音にまづ心澄む新酒かな」と始める。流火(安東次男)が脇を付けて「木戸のきしりを馳走する秋」。第三の句は大岡信が「月よしと訛うれしき村に入り」と付け、第四句は丸谷才一が「どこの縁にも柳散る朝」と付ける。これに捌き手(流火)の批評と面々のボヤキが入って非常に面白い。36句の中には「モンローの伝記下訳五万円」(才)なんて句もある。しかし、読めば読むほど歌仙の運びは難しいと嘆息するばかりだった。
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